2004年04月07日

家族法改正

Beck速報(ドイツ語):連邦参議院は4月2日に、父子関係の取り消しに関する改正法案を承認した。連邦大統領署名・公布という形式的条件を除いて、当該法案が成立したことになる。連邦政府の元の法案(2003年10月15日)はここに(ドイツ語)

この法案は、法的には父親でない者が生物学的・社会的に父親である場合に、当該父親の法的地位を改善している。従来は、母親と結婚していた男性が父の推定を否認する目的で父子関係の取消しの訴えを提起できたが、逆に、生物学的にも社会的にも子の父親である出産の時に結婚相手でない男性には、取消権がない状態であった。

新法では、この場合には生物学上の父にも取消しの訴えを提起する権限を認める。但し、当該結婚がまだ破綻していない、法律上の父と子の間に社会的な父子関係が存続する場合、その限りではない。

更に、生物学上の父およびその他の社会的に子供のために事実上に責任を負った者には、子との交流に関する権利を認めることにした。

この立法は、連邦憲法裁判所第1法廷2003年4月9日判決(ドイツ語)が現行法を違憲とし、2004年4月30日まで改正を要求したために必要となった。現状では、生物学上の父親にも保障されている家族に関する人権(憲法第6条)が侵害されている、と判断した。

Posted by Karl-Friedrich Lenz at 2004年04月07日 11:20 | TrackBack
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