Beck速報は賭博規制に関するKarlsruhe行政裁判所の5月7日、10日決定を報告している。
事実関係:原告がイギリスのスポーツ賭博業者に客を斡旋する業務を行ったところ、刑法284条違反(許可なく賭博主催)違反のため、市による禁止処分(行政行為)の対象となった。本件では、その行政行為に対する取消しの訴えにおける仮処分が問題となった。
行政裁判所は仮処分を認め、取消し訴訟が修了するまでには、禁止処分を執行できないと判断した。その理由はEC条約第59条によって認められている「サービスの自由」にある。原則として、イギリスで合法的に提供できる賭博サービスを全加盟国で提供できることになるが、本件でその原則の例外を認める正当な理由があるか否かを検討する必要がある。その際、単に加盟国の賭博市場における独占を維持する金銭的利益が正当な理由とはならない。